介護

2016年7月29日 (金)

高齢者介護の現状

介護福祉士の資格は1987年(昭和62年)に誕生しました。また、2000年には介護保険制度が出来、財政的裏付けがなされ、それに伴い、介護サービスの分野に、多くの民間業者が参入しております。

少し前までは、自宅で世話をしきれなくなった高齢者は施設に入居し、それ以外の、少し元気な高齢者はデイサービスに通うというのが一般的でした。

しかし、ここ数年、団塊世代が高齢化するに伴い、入居を希望する高齢者に対して、それを受け入れる施設が圧倒的に足りず、どの施設も多数の入居待ちが控えている状態となっております。

これに追い打ちをかけるように、国は在宅介護中心の介護方針に切り替えたため、高齢者の施設に入居するのは益々困難になっております。

その一方で、介護保険の自費負担額が増え、介護度の審査も厳しくなっているため、施設を利用できるのは、重度介護度の高齢者に限られてきております。

こうした条件に該当しない、元気ではあるが、人手を必要とする介護度の低い高齢者は、デイサービスや小規模多機能などの通所施設を一定時間利用し、それ以外の時間は、家族が介護や見守りを行う必要があるため、家族の負担が一層増えてきているのです。

このため、働きに出たくても、家で介護が必要な高齢者がいるため働きに出られないという人も多く、核家族化が進んでいる現在、在宅介護中心の介護の在り方は、かなり無理があるのですが、明確な解決法は未だに出されておりません。

「かいご畑」